広末涼子は日本の女優、歌手であり、リュック・ベッソン製作の「Wasabi」やアカデミー賞を受賞した日本映画「おくりびと」などで欧米ではよく知られています。
広末は1980年7月18日に高知県高知市で生まれました。1994年、中学2年生の時に第1回クリアシル「シャイニーフェイスコンテスト」に応募し、グランプリを受賞、1995年に同CMでデビューした広末。その後、グリコ、P&G、NTTドコモ、明治製菓など、大手企業のCMに数多く出演するようになる。広末は瞬く間に90年代を代表するアイドルとなり、「広末ブーム」現象を巻き起こし、少しボーイッシュな中性的イメージでグラビア界を席巻した。
広末は1995年、15歳の時にフジテレビ系「ハートにS」でテレビデビューを果たした。第10回テレビドラマアカデミー賞の「最優秀新人賞」にも選ばれた。同年、フジテレビ系コメディ「将太の寿司」に主演。1997年、フジテレビ系「ビーチボーイズ」でブレイクし、第14回テレビジョンドラマアカデミー賞「助演女優賞」を受賞する。
同年、映画デビュー作『20世紀ノスタルジア』に出演し、好評を博す。毎日映画コンクール「スポニチ大賞新人賞」、ヨコハマ映画祭「最優秀新人賞」、第21回日本アカデミー賞「新人賞」などを受賞した。
1997年4月15日、竹内まりやプロデュースによるデビューシングル「マジで恋するゴビョウマエ」をリリース。NTTドコモのポケベルのCMやフジテレビ系ドラマ「’97 逮捕された男」の主題歌に起用され、約6万枚のヒットを記録した。セカンドシングル「だいすき」がオリコンチャートで1位を獲得し、第48回NHK紅白歌合戦に出場する。1998年11月、早稲田大学教育学部に入学、2003年、ツアーや女優活動のため中退。
1999年、映画『鉄道員(ぽっぽや)』『秘密』の2作品に主演。第23回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞(『秘密』)、最優秀助演女優賞(『ぽっぽや』)にノミネートされるなど、その演技力が高く評価された。また、第30回シッチェス・カタロニア国際映画祭では、『秘密』の演技で最優秀女優賞を受賞し、国際的な知名度が向上した。
2000年代半ばに結婚、出産、離婚を経験し、一時的に活動を縮小。2008年、日本テレビ系コメディドラマ「ヤスコとケンジ」、アカデミー賞受賞の日本映画「おくりびと」で復帰を果たす。2009年には、第33回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞にノミネートされた『ゼロの焦点』のリメイク版や、太宰治の小説『ヴィヨンの妻』を映画化した『ヴィヨンの妻』で主演を務める。
2003年12月にモデルの岡沢高宏と結婚し、2004年4月10日に長男を出産。2008年初めに結婚生活にピリオドを打つ。2010年10月9日、キャンドルアーティストの井筒隼と結婚。2011年3月10日、広末は次男を出産し、2015年7月17日に第3子となる女児が誕生している。
広末涼子は、事務所「FLaMme」が代表を務めている。