藤本由紀は、兵庫県伊丹市出身の日本の脚本家である。
舞台コントの脚本を手がけた後、1999年にフジテレビ系で脚本「鬼の奥義」でデビュー。
2016年、近松門左衛門の生涯を描いたドラマ「チケモ」で第34回NHK椋田國子賞を受賞。時代劇の脚本としては初の受賞であり、”脚本家としてのオリジナリティとアウトプットの力がある “という批評から、選考委員満場一致の選出となった。
また、作品中で使用される楽曲の作詞や、脚本のノベライズも手がけた。名探偵赤富士の鷹』や『チラッチラッ手帖』では、その手腕を発揮した。物語の構成や登場人物の設定に、上方落語の内容を取り入れたりもしていた。