***木野公園
東京の大学に進学した中島美和(有村架純)は、幼なじみの町田貴子(福田麻由子)とは疎遠になっていた。故郷で久しぶりに再会した美和は、その夜、貴子が事故で亡くなったと聞き、ショックを受ける。やりきれない思いで公園に立ち寄ると、そこには昨日のようにフルートを吹く貴子の姿があった。美和は孝子の運命を救おうと走り回るが……。
***イマキヨさん
高田和夫(野村周平)は恋人に振られ、就職活動もうまくいっていない。ある日、彼の部屋に黒いフードを被った見慣れない老人(酒井敏也)が現れる。イマキヨさん」と呼ばれるこの奇妙な男は、孤独な人々に取り憑く眷属のような存在らしい。高田は、あるルールを守りさえすれば、幸せを与えてくれると告げられる。しかし、高田はついルールを破ってしまう。そこでイマキヨさんは彼を変身させる…。
***ハイヌーン
ある男(和田アキ子)が昼下がりの郊外にある食堂を訪れる。無口な客に誰も見向きもしないが、次々と食事を注文する彼は、次第に周囲の人々の注目を集めるようになる。食べ終わったと思えば、次の料理を頼む。何もせず、ただひたすら食べ続ける男の姿に、街角から人が集まってくる。そして、ある奇跡が起こる…。
***ズンドコベロンチョ
三上修治(藤子直人)は、IT業界の寵児であり、「情報は命」という哲学を持つ学究肌の男だ。彼はこの世のすべてを知っていると自負している。そう信じていた。しかしある日、彼は周囲の人々が「ずんどうこべろんちょ」という聞いたこともない言葉を使っているのに気づく。プライドが邪魔して誰にも聞けなかったが、三上はその意味を真剣に探ろうとする。
***オモイデを着る男
古川光博(木梨憲武)は職を失い、借金を背負っている。妻(西田尚美)にも娘(田中千尋)にも見放され、一人暮らしの寂しい日々。督促状や借金取りが来るばかり。ある日、古川は借金の取り立てから逃れるために道に迷う。目の前にあるのは、クィア研究所。あなたの人生を高く買います」という言葉に引き寄せられ中に入った古川は、自分の記憶を売るという取引を持ちかけられる…。
(出典:jdramas.wordpress)