リスクの神様

西行寺智は、米国ゼネラル・エレクトリック社や日本政府で危機管理に携わった。危機管理のレジェンドとして知られ、”リスクの神様 “の異名を持つ。数々の問題や不祥事を処理するため、総合商社最大手のサンライズが彼を雇う。
一方、かがりかおりはビジネスウーマン。東京大学を卒業し、サンライズに勤務している。勤続10年、外国語が堪能。上司や同僚に迷惑をかけることを恐れない。サンライズと大手電機メーカーが次世代電池を開発するために新会社を設立。新会社の生産性開発担当役員に抜擢されたかがりかおり。当初は順調だったが、やがて危機に直面する。点火装置の不具合でリコールが発令されたのだ。かがりと西行寺智は、共に歩んでいかなければならない。