宮里藍里は、那覇市での大綱挽をテレビで取材していた。戦いが終わると、人々は幸運をもたらすと信じられているロープを手に入れようと走り出す。その中に、ベトナム人留学生のハイとクアンがいた。綱を取ろうとしたクアンはエリに倒され、その模様はすべて放送された。この事故をきっかけに、絵里は沖縄とベトナムの戦争の悲惨な歴史に興味を持つようになる。沖縄のベトナム人留学生を取材するようになり、ハイと再会する。ハイは彼女のことを好きではないようだったが、二人はだんだん親しくなっていく。
ハイの恋人のふりをする幼なじみ、エリの元カレ、家族の対立、ハイの父親の病気、2500kmの距離なのに、二人はその壁を乗り越えられるのか?