緊急取調室 ドラマスペシャル

報道番組のキャスターである三沢早苗は、取り調べを再現した特別取調室を取材するため、警視庁緊急対策捜査班にやってくる。可視化の必要性、正々堂々と戦う覚悟を熱く語る署内唯一の女性、真壁有希子に共感する。大きな声で「仲良しになれそうですね」と言い、固い握手を交わす。その翌日にはこんなことがあった。キントリは、ある容疑者の取り調べを依頼される。この容疑者は、昨日の朝、女子刑務所から出所したばかりの元美容師、矢島里美だ。彼女は、親友の紹介で付き合い始めた恋人を殺害し、6年の刑期を終えていたのだ。仮出所からわずか3時間15分で、彼女は「人を殺した」と名乗り出てくる。その場所から、里美の指紋と皮膚がついた凶器と、里美の供述に基づく男性の死体が発見される。しかし、死亡推定時刻は1週間前。どう考えても聡美が獄中で犯行を行うことは不可能だったはずだ。なぜ彼女はやってもいない犯罪を自白したのか？この嘘の下にはどんな真実が隠されているのか！？