シェルゲーム

舞台は、ギャンブル全盛の1930年代の広東省。華南屈指のギャンブラーであるロウ・セイホイは、その鋭い眼光から「華南の神眼」と呼ばれ、数々の勝負に勝ってきた。ロー・セイホイは、ギャンブルの名人であると同時に、広州にいくつものカジノを所有するオーナーでもある。自分もギャンブラーになりたいという孤児のタムシンは、ロー・セイホイに弟子入りを申し込む。師匠であるロー・セイホイと、広東オペラの名歌手である姉のタム・シウトンとの間には、恋の花が咲き始める。しかし、ロー・セイホイのライバルで広西チワン族自治区の賭博王フン・ビウは、広州の賭博業界を乗っ取ろうと企んでいた。