剛は熱狂的なギャンブラーだがダメな親父で、妻の良子や家族にも見放されている。それでも剛には、いつも心から愛してやまないものがある。それは映画だ。彼がよく行くレパートリーシネマのオーナー寺新とは、撮影所時代の旧友である。
映画黄金時代を代表する名監督や名スターに囲まれ、寝る間を惜しんで夢を追いかけた。しかし、剛と寺新が共に食堂を営む若い女性に恋をしたことから、運命の歯車は狂い始める……。
剛が幼い頃から崇拝してきた “映画の神様 “が、時を超えて、ある家族の人生に奇跡を起こす…一期一会の愛と友情の物語。
(出典:松竹映画)
~~ 原田マハの小説「映画の神様~タイトルの上に名前がある~」を映画化。