必要悪」は本当に必要なのか、というテーマが、平太を通して探求されているのです。それぞれの登場人物が、それぞれのモラルのジレンマを抱えながら。
富島平太は、中堅建設会社に勤めて4年目。誠実で、建設現場が好きな男。ある日、業務課に異動になる。業務課の役割は、公共事業などの大きな組織との契約を取ること。他の社員からは「談合部」と呼ばれ、揶揄されることもある。2,000億円の公共事業を受注するために奮闘する業務課の社員たち。談合は必要悪なのか？平太は、この問いに苦悩する。それでも彼は仕事を楽しみ始め、会社は大型案件を率先して受注していく。そんな中、政治家の汚職を取り締まる検察庁の特別捜査班が現れ、平太がターゲットにされる。
(出典：ドラマWiki;)
~~ 池井戸潤の小説「鋼の骨」を映画化したもの。
