北海道にある大蝦夷農業高等学校。生徒の多くは農業に携わる家庭の出身で、夢は農業に従事し続けることである。一方、名門中学を卒業した勇吾は、寮があるという理由だけで大江城農業高校を志願した。都会育ちの勇吾にとって、大江荘農業高校は自然や動物に囲まれた慣れない環境だ。また、勇吾だけは、自分がどのような職業に就きたいのかがわからない。優吾は焦る。そんな優吾は、日々葛藤しながらも、他の生徒たちや農村の暮らしに触れていく。そして、人間的にも成長していく。
~~ 荒川弘の漫画「銀のさじしるばすぷーん」から引用しています。