密会

20歳の天才ピアニスト、スンジェは、貧しい生い立ちから高校を卒業せずに配達員になった。ある日、彼はクラシック音楽のコンサートホールに荷物を届け、ステージの上に置かれたピアノを弾く。そんなスンジェを見つけたのは、芸術財団のエリート芸術監督で、ピアノ教授の妻であるヘウォンだった。彼の才能を見抜いたヘウォンは、彼を一流の若手音楽家に育てようと、夫のもとでレッスンを受けさせる。貧しい家庭に生まれ、音楽の正式なレッスンを受けたことがなかったスンジェは、ヘウォンのサポートに圧倒される。ピアノは彼の救いであり、彼女は彼のミューズとなる。あることがきっかけで、彼は彼女に告白する。”今、僕には音楽よりも君が必要なんだ “と。ヘウォンは、彼の男らしい魅力と懇願するような瞳に深く心を打たれる。しかし、これまで築き上げてきたものを捨てることはできない。しかし、この若い恋人を失うことはもっと悪い。ヘウォンは、”これは、自分の気持ちを知らず、愛の前で傲慢になった私への罰だ “と思うのだった。
(出典：JTBC)