内向的なスマイルは、幼い頃、いじめられっ子たちに囲まれていた。ペコはスマイルに卓球を教える。そこから、正反対の性格の2人の間に、生涯の親友が誕生する。
そして10年後、スマイルとペコは卓球の地方大会に出場することになった。ペコは世界一の卓球選手になりたいと思いつつも、卓球に没頭する意欲がない。高校の体育館で練習するよりも、近所の卓球場で他の子供たちから金をせびっているペコの姿をよく見かける。それに対してスマイルは、世界一の卓球選手になれる才能を持ちながら、謙虚で相手を打ちのめすことができない。スマイルは、世界一の卓球選手になる才能を持ちながら、相手を打ち負かすことをよしとせず、むしろ相手に同情してポイントやゲーム全体を勝たせることが多い。
そんな2人の親友が、それぞれの心の葛藤を抱えながら、卓球の地方大会に挑んでいく。ペコは膝の故障を克服し、卓球の楽しさを再発見しようとする。一方、スマイルは、高校時代のコーチによる厳しい練習で、”殺気 “を身につけたようだ。大会が進むにつれて、この2人の親友が決勝戦で対決する可能性が高まっていく。