ラフィーとゲーラは、現実の生活から逃避して、パラワンの美しい風景の中でそれぞれの時間を過ごしている。しかし、運命のいたずらで、新婚のクルーズ夫妻に間違われてしまう。体裁を保つため、2人はその土地の観光名所や美しいビーチでくつろぎ、バーで蒸し焼きにされながら、親しくなっていく。彼らはある場所をくまなく歩き、本から愛まであらゆることを話し、やがて個人的な感情も打ち明ける。ありがたいことに、温かい人柄と魅力的なセリフが登場人物を楽しませてくれる。
パラワン島のビーチやリゾートの風光明媚な美しさは、見知らぬ2人が出会い、次第に恋に落ちるという映画の単なる舞台ではなく、2人が結ばれるのを助けるキャラクターなのだ。
(出典:大阪アジアン映画祭)