鴈野敏生は売れない漫画家、独身。住んでいるのは、子供禁止令の出ている団地。ある日、鴈野敏生が住んでいるマンションの玄関のチャイムが鳴る。ドアを開けると、そこには小さな男の子が。その少年は5歳の佐藤光太郎だった。佐藤浩太郎は鴈野敏生に、この家に引っ越してきたことを告げる。団地の決まりで、変な顔をする鴈野敏生。佐藤浩太郎は、一人暮らしをしていると言う。最初は佐藤浩太郎をうっとうしく思っていた鴈野敏生だが、鴈野敏生を含む団地の住人たちは、佐藤浩太郎に愛着を持つようになる。
~~ 津村真美の漫画『コタローは1人暮らし』より引用。