第二次世界大戦後、最大の贈収賄事件となったロッキード事件から40年。番組では、事件の裏に何があるのか、知られざる事実を明らかにしようとした。
NHKは、東京地検特捜部主任検事・故吉永祐輔氏が入手した極秘資料をもとに、捜査の過程で隠された事実をドラマ化しました。児玉誉士夫がロッキード社と秘密裏に契約していた疑惑、民間航空機導入に伴う巨額の資金の流れ、政財界への贈賄の可能性、さらには軍用機P3Cの影まで特捜部は突き止めたのである。
しかし、捜査は難航し、ついに田中角栄元首相の逮捕という前代未聞の事態に発展した。そして、事件の真相は闇に葬られた。前編と後編で構成されるこのドラマは、知られざるスキャンダルの巨大な闇を照らし出す。