Thomas Thiemeはドイツの俳優。多作の舞台俳優とされ、1973年以降、100本以上の映画やテレビ作品にも出演している。
映画・テレビ出演では、権力者でありながら道徳的にいかがわしい人物を演じることが多い。国際的に最も知られているのは、『ダウンフォール』(2004年)のマルティン・ボルマン役と、アカデミー賞を受賞した『他人の人生』の共産主義大臣ブルーノ・ヘンプフ役で、ロジャー・エバートによる評論でシドニー・グリーンストリートと比較された。2015年のテレビ映画『Der Patriarch』では、脱税で刑務所に入ることになったバイエルン・ミュンヘンの元ボス、ウリ・ヘーネシュを演じた。大ヒットシリーズ『バビロン・ベルリン』では、警察署長カール・ツォルギーベル役でレギュラー出演していた。