高松錦之助

北海道函館市に生まれ、新派劇団を経て、1924年にマキノ映画社に入社。1926年に退社し、衣笠貞之助監督の前衛映画『狂気のページ』の自主制作に参加し、重要な役である髭面の受刑者を演じた。その後、月形龍之介の独立プロダクションを経て、松竹に移籍した。第二次世界大戦中は映画界から離れ、演劇に専念していたが、1946年に溝口健二監督の『歌麿と五人の女』で映画界に復帰した。東映時代劇に数多く出演し、そのキャリアを終えた。生涯で200本以上の映画に出演した。