周防正行(すおう まさゆき)は、日本の映画監督、脚本家、作家である。1981年、立教大学文学部仏文科卒業。1982年、福岡良穂、磯村一路、水谷俊之、米田明らとともに制作会社「ユニット5」を設立。高橋伴明監督、若松孝二監督、井筒和幸監督の助監督を務める。
1984年、ピンク映画『異常家族~弟の花嫁~』で監督デビューし、批評家から絶賛される。1992年、『相撲をとる、とらない』で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞し、日本のエンターテインメント界を代表する存在となる。1993年、『ファンシーダンス』(1989年)のプロデューサーであった桝井省志氏とともに、製作会社アルタミラピクチャーズを設立。
1996年「Shall We ダンス?」で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞、最優秀監督賞、最優秀作品賞を含む14冠を達成。米国での劇場公開も好調で、リチャード・ギア、ジェニファー・ロペス主演の米国リメイク版制作に影響を与える。2007年に発表した『やってないんだ』は数々の賞を受賞し、日本の法制度に変化をもたらすきっかけとなった。
1996年より女優の草刈民代と結婚。2011年、妻である草刈民代のバレエ人生を追ったドキュメンタリー映画『ダンシング・チャップリン』を監督。
(出典: アルタミラピクチャーズ)