立教大学で篠崎誠、青山真治らと映画研究会に所属し、黒沢清らと8ミリ映画の製作を始める。自主制作映画がぴあフィルムフェスティバルで評価され、映画評論の執筆や黒澤明監督らの助手を務めるようになる。また、鈴木清順監督のシナリオを担当した大和屋竺氏に脚本を学び、山口敬之監督作品の撮影監督を務める。
1999年に公開された『ムーンライト・ウィスパーズ』『ドント・ルック・バック』で、日本映画監督協会新人賞を受賞。また、『Don’t Look Back』は三大陸映画祭で審査員賞を受賞している。害虫』(2002)はヴェネチア映画祭で上映され、三大陸映画祭でさらに2つの賞を獲得した。初のメジャー商業映画『黄泉がえり』は、2003年の日本映画で4位の興行収入を記録した。1995年のオウム真理教事件から着想を得た2005年の『カナリア』はレインダンス映画祭で最優秀賞を受賞した。手塚治虫の漫画を原作とする『どろろ』は、2007年の日本映画興行収入第8位を記録した。