広東省出身のリチャード・ユンは、長年助監督を務め、モー・カン・シーやチュー・ユアンといった監督たちの下で働いていた。1967年に『Lady in Pink』で監督に昇進し、その後『Lucky Seven』とその続編『Lucky Seven Strikes Again』という当時最も人気のあったエロティック映画の2本を監督した。1972年にゴールディグ・フィルムに入社し、「The Country Bumpkin」、「Don’t Call Me Uncle」、「Hot Blood」、「Their Private Lives」などを監督した。その後、1981年にショウ・ブラザーズと契約し、「Hell Has No Boundary」でデビュー、「Seeding of a Ghost」「My Darling Genie」「Twisted Passion」などを手がける。1983年に自身の会社を設立し、レスリー・チャン主演の「The Drummer」を製作した。90年代には「天使の復讐」「燭台切の女」などの作品を発表。 晩年は妻とともにアメリカに定住し、2012年5月30日、ニューヨークで81歳の生涯を閉じた。
(出典: セレスティアル)