蜷川幸雄は、横浜市出身の日本の女優、映画監督、画家である。詩人・水野明義の娘であり、女優・歌手である蜷川実花の姉である。
1978年、ロックオペラ「サロメ」で女優デビュー。映画では、1981年『負けたくない』に出演し、ヨコハマ映画祭最優秀新人女優賞を受賞。映画では「ひめゆり碑」(82)、「もどりがわ」(83)、「ひとでなしの恋」(92)で主演を務め、テレビ番組「鬼龍院花子の生涯」にも出演した。演劇では、叔父の蜷川幸雄が歌舞伎の名作を現代風にアレンジした「仮名手本忠臣蔵」に出演。2004年、鈴木清順の短編小説を原作とする映画『ばらかもん』の脚本・監督・主演を務める。
2008年、グラフィック展「ばらめくとき」が日本情報文化協会のアート・オブ・ザ・イヤーを受賞し、東急Bunkamuraギャラリーで開催された。2010年、蜷川幸雄ドローイング展として「奇妙と魅惑」をテーマとした展覧会を開催。上野・大丸心斎橋店にて「バラマンダラ」展を開催。テレビ東京開局45周年記念スペシャルドラマ「寧々女太閤記」タイトルビジュアル、ワコールPR誌の表紙を飾る。2012年6月には渋谷東急Bunkamuraのアートギャラリーで作品が公開された。日本インターデザイン・フォーラム会員、地方文化財保護基金アートカウンシル理事。
蜷川実花は、2018年より日本の元政治家・作家である猪瀬直樹と結婚している。