中島貞夫は、ヤクザ映画や時代劇で知られる日本の映画監督、脚本家である。
千葉県に生まれ、日比谷高校、東京大学を経て、1959年に東映に入社。東映京都撮影所でマキノ雅弘、今井正、田坂具隆らの監督のもとで助監督を務める。1964年『くノ一忍法』で監督デビュー、1966年、東映京都撮影所初の現代劇『やくざ(893)愚連隊』で日本映画監督協会新人賞を受賞した。コガラシ紋次郎』『日本の首領』などの人気映画シリーズを監督し、テレビでも活躍した。1985年の『瀬降り物語』は第35回ベルリン国際映画祭に出品された。1987年から2008年まで大阪芸術大学教授を務める。これまでの監督作品は60本以上。