日本大学を中退し、独立プロダクションの近代映画協会に入社、新藤兼人、吉村公三郎、今井正などの監督のもとで助監督を務める。1971年、子供向け映画『恋する村』で監督デビュー。2作目の『ふたつのハーモニカ』(1976年)で日本映画監督協会新人賞を受賞。1983年『故郷』が第13回モスクワ国際映画祭に出品される。忠犬ハチ公を描いた『ハチ公物語』(1987年)は、その年の日本映画で興行収入第1位となった。人間味あふれる視点で知られる。
時代や地域を鋭く見つめた作品を制作したことで、2000年に中日文化賞を受賞した。