菊地 凛子

菊地凛子は、日本の女優である。日本の女優として50年ぶりにアカデミー賞にノミネートされた。現在、日本で唯一アカデミー賞演技部門にノミネートされている現役の女性である。
1999年、新藤兼人監督作品『生きたい』で本名・菊池百合子としてデビュー。2001年、小栗和義監督の『そらのあな』に主演し、ロッテルダム映画祭など国際映画祭で高い評価を受ける。2004年、石井克人監督の『茶の味』に出演し、カンヌ国際映画祭に出品され、高い評価を受ける。
2006年、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『バベル』に出演し、聾唖の10代の少女、綿谷千恵子を演じ、絶賛され、アカデミー賞助演女優賞を含む多くの賞にノミネートされた。また、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞の最優秀ブレイクスルー女性演技賞（ジェニファー・ハドソンと同点）やゴッサム賞の最優秀ブレイクスルー賞などを受賞している。また、アカデミー賞史上、一言もしゃべらない役でノミネートされた5人目の女優でもある。(他には、ジェーン・ワイマン、パティ・デューク、ホリー・ハンター、サマンサ・モートンがいる）。菊池は、押井守監督の映画『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』（2008年）と『アサルト・ガールズ』（2009年）の2作品に出演している。
菊池は2014年12月31日に俳優の染谷将太と結婚した