ジェフリー・ジェトゥリアン(Jeffrey Jeturian)は、15年間にわたり、制作アシスタント、脚本継続、美術監督、制作デザイナー、助監督として、映画制作の現場で働いてきた。
フィリピン大学のコミュニケーション・アーツ学科出身で、マリルー・ディアス・アバヤ監督の『アリヤス・ベイビー・ツィーナ』(1984)の制作アシスタントとしてスタートした。脚本監督、プロダクション・デザイナー、テレビ・ディレクター、映画監督として活躍。最初の2作品『Sana pag-ibig na』(1998)と『Pila-balde』(2000)は、いずれも高い評価を得ている。
2000年ヒューストン・ワールドフェスト(米国テキサス州)国際映画祭金賞、1999年シネマニラ国際映画祭NETPAC審査員賞、米国リンカーンセンターをはじめ、スウェーデン、ドイツ、フランス、バングラデシュ、カナダ、香港、シンガポール、コロンビア、チェコ、スロバキア、イタリアなどで展示されるなど海外での評価も高く、「Pila-balde(ピラバルド)」は、米国で最も権威ある映画祭として知られている。米国のエンターテインメント・バイブル『Variety』誌の最新号では、ジェフリーの特集が組まれている。3作目の『ラージャー・ザン・ライフ』(2001年)も賞を獲得している。