今村昌平は、日本の映画監督である。今村は日本人で唯一パルムドール賞を2度受賞した監督である。
今村は1926年に東京の上流階級の医師の家に生まれた。1945年以降、日本が戦争で荒廃していた頃、今村はしばらくの間、煙草や酒を売る闇市に参加していた。このような時代背景から、今村の映画作家としての関心は、日本社会の下層部に向けられることが多かった。早稲田大学では西洋史を学んだが、演劇や政治活動により多くの時間を費やした。1950年に黒澤明の『羅生門』を観たことがきっかけとなり、戦後の日本で可能になった新しい表現の自由を見た、と語っている。
– 1980年 日本アカデミー賞最優秀監督賞受賞(『復讐するは我にあり
– 1983年 カンヌ国際映画祭パルムドール受賞 – 『楢山節考』(バラード
– 1989年 カンヌ国際映画祭エキュメニック審査員賞・スペシャルメンション、テクニカルグランプリ受賞 黒い雨
– 1990年 日本アカデミー賞最優秀監督賞 – ブラック・レイン
– 1997年 カンヌ国際映画祭パルムドール受賞 – うなぎ
– 1998年 日本アカデミー賞最優秀監督賞 – うなぎ