1968年1月22日大阪生まれ。映画のサウンドトラックからオーケストラ曲、エレクトロニクス音楽まで、幅広い分野で活躍する国際的な音楽家・作曲家である。1997年にヨーロッパで発表した電子音楽が高く評価され、2000年からは本拠地をパリに移している。
ジャンルにとらわれない創作スタイルで、音楽シーンに異彩を放つ。侯孝賢監督の映画『上海の花』の音楽を担当し、「映画サウンドトラックの新しい才能を発見した」と高く評価される。ジャ・ジャンクー、ユー・リクウァイなど、アジアを代表する監督とのコラボレーションも行っている。2009年アジアン・フィルム・アワードで最優秀作曲家にノミネートされる。また、32人編成による初のオーケストラ作品「WAKE」(2007年)を作曲。スイスのヴィンタートゥール音楽祭に参加。繊細かつ豊かでエレガントな音楽は、根強いファンを持ち、常に進化を続けている。私の音楽は、人間であることの原初的な痛みと喜びへの普遍的な賛歌です」とHANNOが言うように、彼の音は聴衆にセンセーショナルな感動を与え続けているのです。
2011年 柿本ケンサクと共にパリで長編映画『UGLY』(主演:窪塚洋介)を監督・脚本、『tow a vision』(短編映画2012)、『AND THEN I KNEW ‘TWAS A WIND』(長編映画2014)やいくつかのミュージックビデオを監督する。2013年、現代舞踊のためのオーケストラ曲「Interfacial Scale (for Orchestra and Electronics)」(振付:梅田宏明)を作曲し、スウェーデンのイェーテボリ・オペラで上演される。
(出典:yoshihirohanno.com)