アウレウス・ソリト

古代パラワノンのシャーマンの家系に生まれながら、マニラの中心部、スラム街で育った2つの世界を持つ男、アウレウス・ソリトの映画には、彼の存在と環境の多様な側面が反映されています。
アウレウス・ソリトは、最近、世界中の最も才能ある映画製作者の新世代を紹介する出版物「Take 100, The Future of Film」に選ばれました。Phaidon Press, New Yorkから出版されたこの本は、国際的に著名な10人の映画祭ディレクターによって選ばれた、世界中の最も優れた映画監督100人を特集した比類ない調査書です。
オーレアス監督の作品は、カンヌ、ベルリン、サンダンス、モントリオール、プサン、トロント、ロッテルダムなど世界の主要映画祭で上映されている。
初の長編映画「Ang Pagdadalaga ni Maximo Oliveros (The Blossoming of Maximo Oliveros)」は、ベルリン国際映画祭で3賞（テディ賞、キンダーフェスト国際審査員賞、キンダーフェスト子ども審査員特別賞）を含む15の国際賞を受賞した。また、フィリピン映画として初めて、アメリカのインディペンデント・スピリット賞の外国語映画賞にノミネートされた。世界各地の50以上の映画祭で上映されている。
長編2作目の “Tuli (Circumcision) “は2005年シネマニラ映画祭デジタル部門で作品賞と監督賞を受賞、ベルリン国際映画祭、国際ニューシネマフォーラムでNETPAC審査員賞、ロサンゼルス・アウトフェストで国際長編映画賞を受賞している。 また、フィリピン人として初めて、米国ユタ州パークシティの世界的なインディペンデント映画祭であるサンダンス映画祭に、”The Blossoming of Maximo Oliveros” と “Tuli” で2年連続入選を果たした。
オーレアス監督の他の長編映画には、”Pisay (Philippine Science) “と “Boy “があります。前者は国内外の賞も受賞しており、後者は世界中の多くのLGBT映画祭で上映され、現在はWolfe Video（米国・カナダ）、Optimale（フランス）、GMFilms（ドイツ）で配給されています。
「Busong (Palawan Fate)」は、2011年5月のカンヌ国際映画祭監督週間に正式出品され、2011年7月のシネマラヤ・フィリピンインディペンデント映画祭では、監督賞、サウンドデザイン賞、オリジナル音楽賞を受賞した。Busongは、ユーラシア国際映画祭で国際批評家連盟賞、ブリュッセル国際独立映画祭でエミール・カンティヨン・トゥモロー・シネマ賞、サンタ・ロサ国際映画祭で芸術達成特別賞とテロワール・オブ・シネマ賞、ナショナルジオグラフィックのオールロード映画祭でメラタ・ミタ「最優秀物語賞」を受賞しています。
また、最近アムステルダムのビンガーフィルムラボでの脚本開発プログラムを終了し、”Delubyo (Deluge)” を執筆しました。
カナカン・バリンタゴスは、彼のシャーマンの叔父が夢見た部族のスピリットの名前です。
(出典：Auraeus Solitoウェブサイト)