渥美 清(あつみ きよし、本名:田所 康夫)は、日本の映画俳優である。1951年、浅草のストリップ劇場でコメディアンとしてキャリアをスタートさせる。2年間の肺結核の闘病生活を経て、1956年にテレビ、1957年に映画でデビュー。63年の『拝啓天皇陛下様』では、愛すべき純真な男を鮮やかに演じ、俳優としての地位を確立した。
その後、1969年の『男はつらいよ』から亡くなる前年の1995年に公開された第48作まで、大人気映画『寅さん』シリーズの主演を務めた。
このシリーズの成功により、寅さんの代名詞となり、多くの日本人は彼の死を、田所保雄や渥美清の死ではなく、寅さんの死と見なしたのである。