白石富夫は名門大学を卒業し、現在は外資系の証券会社に勤めている。美しい婚約者、青池梢もおり、生活に不満はない。ある日、父親が多額の借金を残して自殺してしまう。白石富夫は父親の借金を背負うことになる。白石富夫は父の借金を背負うことになる。ヤミ金業者に追い回される。富夫はすべてを失う。仕事も、婚約者も、貯金も。そして、ホームレスとなる。
そして、白石富夫は、赤松ファイナンスを経営する赤松大輔のもとで働くことを決意する。赤松ファイナンスは、白石富雄をホームレスに追いやった会社である。一見、普通の金融会社のように見えるが、実は高利で金を貸している会社だ。白石富夫は、金儲けのためなら違法行為も辞さないことを決意する。
ある日、彼は高校教師の娘で多額の借金を抱えた紺野美緒と出会う。白石富夫と紺野美緒は互いに想い合うようになるが、そこにかつての婚約者、青池梢が再び現れる。