銭ゲバ

蒲郡風太郎は、生まれたときから貧乏だった。幼い頃、浪費癖のある父親から借金を背負わされ、病気の母親とふたりで家を出て行ってしまった。病弱な母を治療する金もなく、母は亡くなってしまった。母の死後、風太郎はお金に執着し、お金のためなら何でもするようになる。数年後、風太郎は「三国造船」で働くことになる。そこで風太郎は、同級生だった社長の娘・みどりと、その妹で風太郎と同じく顔に傷のある障害者のあかねに出会う。父の会社を買収するため、風太郎は彼女たちに近づいていくが…。