***ゆうれいシャイン(幽霊社員)
建設会社の社史編集室で孤独に働く工藤亮治(佐野史郎)。存在感がなく、すぐに定時で帰ってしまう。いわば、幻の社員のようなものだ。工藤は、仕事に対する情熱を失っていた。定年まであと4年、必要以上のことをせず、穏やかに過ごそうと考えていた。ある日、工藤は会社のトイレで、過労死したはずの若手社員・里山修平(勝地涼)に出会う。里山は幽霊となって工藤の前に現れ、工藤だけはなぜか里山を見て話すことができるのだ!最後の仕事をどうしても完成させたい里山は、工藤に助けを求める。工藤は里山がやり残した仕事を渋々引き受ける。
***あしたの、わたし。
斉木香織(国仲涼子)は、退屈な毎日を送る専業主婦。夫の卓也(忍成修吾)との結婚生活にも嫌気がさしていた。ある日、香織のスマートフォンの画面に「未来のあなた」というバナーのような広告が表示される。興味本位でクリックしてアクセスしてみると、突然画面に自分の姿が映し出され、映画の予告編のような映像が流れ始める。その中で、香織は元カレの小野寺修二と再会する。まるでラブストーリーのような展開に驚きを隠せない彼女は、もう一度ビデオを再生しようとする。しかし、すでに視聴されているため再生できないというメッセージが表示される。翌朝、香織はいつもと変わらない生活を始める。ビデオのことはすっかり忘れていたが、修二は本当に目の前に現れた…。
***クリスマスの怪物」(原題:Christmas no Kaibutsu)
小野寺奈央は、IT企業の社長である恋人・緒方亮介(本郷奏多)と素敵なホテルディナーデートをし、クリスマスイブにプロポーズされることを期待している。そんな奈緒の前に、クリスマスイブになると必ず現れる奇妙な格好をした “怪物 “が気になる。大きく曲がった醜いその “怪物 “は、みすぼらしいコートを着て、乱れた髪で表情も見えない。これは7年前のある事件をきっかけに始まった。忘れられない素敵な一日のはずなのに、夕食を終えた奈緒の前に現れた “怪物 “は……。
***ダッシュフカ(No Escape)
ある日、志倉真史(坂口健太郎)はコンクリートの狭い部屋で目を覚ます。ドアは暗証番号でロックされており、ノックしても誰も応答しない。携帯電話も時計もない。途方に暮れていると、突然4台のモニターが点灯する。そのひとつに自分が、もうひとつに自分と同じように監禁されている3人の男女が映っている。画面右下には視聴者の人数が表示されている。脱出ゲーム開始の合図とともに、視聴者からのコメントが次々と表示されます。”プラクティカル・ジョーク?”どうやら4台のモニターは、インターネットを通じて不特定多数の人に見られているようだ。シンジは、視聴者を獲得し、彼らからヒントを得ることで、開口部を見つけることができるのではないかと思いつく。彼らの力を借りて脱出を試みるが……。なぜ慎二はこの密室に閉じ込められたのか、そしてこの脱出ゲームの黒幕は誰なのか?
***数学的な夕暮れ」(原題:Mathematic na Yuugure)
倫子(玉城ティナ)は、突然、不良の文哉(ジェシー)、和成(田中樹里)、大地(松村北斗)、宗矩(高知勇吾)に絡まれ、勉強が得意だから同心円の描き方を教えて欲しいと言われる。その理由はひとつ、事故で死んだ仲間のタカシ(やべきょうすけ)を生き返らせるため……タカシは彼らにとってリーダーのような存在で、突然の喪失感に一行は悲嘆に暮れていた。ある日、彼らは道端で偶然、黒魔術の古書を手に入れる。しかし、死者を蘇らせる方法は数学的な用語で書かれており、まったく理解できない。落ち込む一行に、凛子は自ら手を貸す。その日から、彼らは毎日、授業後に倫子と勉強会をするようになる。
(出典:jdramas.wordpress)