朝鮮半島が日本軍に侵略されていた頃、ホーチャンは父の後を継いで家庭教師をしながら学者として生きていた。ある日、サッカーをしていた彼は、アメリカ人宣教師がやっていた異質なゲームに出会い、それが「ベースボール」であることにすぐさま関心を抱く。その時、宣教師に同行していた韓国人旅行者の美しい女性、ジュングリムに教えられたホーチャンは、やがて優れた打者としての天賦の才能を開花させる。そしてジュングリムは、韓国史上初の野球チーム「YMCA」の結成を決意する。
メンバーは、貴族、双子、政治家の息子、単純労働者、唖者、召使い、日本人投手、そしてもちろんホーチャンと、実に多彩で、最初のシーズンは一度も負けることのない素晴らしいチームとなる。しかし、日本軍の韓国侵攻により、練習場を失うというピンチを迎える。そんな中、野球部と、入隊前の日本野球界を代表する選手であった日本軍の軍曹との間にライバル心が芽生える。そして試合が始まるが、この試合は野球の強さだけでなく、朝鮮の人々の自由への叫びを意味する。
– KFCシネマ