アメリカの大学でMBAを取得した朝倉朋子は、東京新聞の地域ニュースデスクの新人記者である。数値表現は得意だが、取材対象者の気持ちを汲み取ることにはあまり興味がない。しかも、プライドだけは高く、上司から記者失格の烙印を押されているようだ。そんなイメージを覆すべく、友子は祖父との思い出をもとに在宅介護の取材を決行する。しかし、厳しい現実に打ちのめされた彼女は、思いがけず、介護を受けた高齢者の不可解な死に相次いで遭遇してしまう。
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