透明なゆりかご

17歳の葵は、1997年夏、由井産婦人科に看護婦見習いとしてアルバイトに来た。入職早々、中絶手術に立ち会い、ショックを受ける。しかし、何事にも慎重な院長の由井、頼れるベテラン看護師の沙也子、優しい看護師長の榊など、妊婦一人ひとりと向き合い、手術後も支えてくれるスタッフたちとの出会いによって、葵は成長していく。葵の母・文香は、不器用な性格とコミュニケーション能力の低さを心配するが、葵の独特の思いやりと優しさは、患者の心を惹きつける。”人生ってなんだろう…”生まれたばかりの赤ちゃんたちの圧倒的な生命力を目の当たりにし、そう自問自答しながら、葵は成長していく。
(出典:マイアニメリスト)