松平元康の時代から、徳川家康として日本一の権力者になるまで、日本を真の意味で一人の支配者のもとに統一した男の物語である。
徳川家康はこう言っている。「人は長い道のりを旅するように、重荷を背負って生きていく。急いては事を仕損じる」「窮乏を常と思えば則ち安んじられる。勝ち負けばかり知っていると、災いが降りかかるかもしれない。劣ることは優ることより苦しいことだ。
これらの文章には、子孫の安泰のために天下を取ることを宿命づけられた、時代を先取りした家康の信念と軍略が反映されていたのである。
(出典:JAPANESESAMURAIDVD)