生まれながらにして超絶的な歌声を持つ少年、ラン・ウーヤオ。雪深い山奥で、盲目の母に厳しい訓練を受ける。彼女の願いは、息子の歌声を他の誰にも負けないものにし、朝廷に聞かせることだった。しかし、厳しい訓練の結果、母は悲劇的な事故に遭い、亡くなってしまう。孤児となったラングは、この地を彷徨うことになる。その声は悪人や強欲な者たちに利用され、心をすり減らされる。やがて、彼の不思議な歌声が西遊の姫君の耳に入り、ラングは母が夢見た舞台へと昇華していく。しかし、彼を待ち受けていたのは、宮廷の人々を楽しませるための、他の音楽家たちとの生死をかけた戦いだった。
(出典:映画DB)