1942年から1944年にかけての日本軍占領下のフィリピンを舞台に、クリスピンと結婚の約束をした若い教師ロサリオの物語である。ロサリオはクリスピンとの結婚を約束していたが、クリスピンはゲリラとして日本軍と戦うためにロサリオのもとを去り、その間にマスギという日系フィリピン人将校にレイプされる。
後日、マスギはロサリオの元に戻って謝罪し、缶詰や米を贈るが、ロサリオは最初はそれを断った。ロサリオの父マング・アンドーイが日本軍に逮捕され、ロサリオがマスギに妊娠を告げると、事態は複雑化する。ロサリオは、マスギの妻になるという提案を受け入れるか(父親を救い、子供の安全で安定した生活を保障する)、マスギと二人の間にできた赤ん坊を拒絶するか、選択を迫られる。