青空の下、緑豊かな山々に囲まれた田舎町に住む美咲。東京の大学を卒業したものの、同世代の就職難で思うような就職ができない。何もかもがうまくいかず、40歳を迎えてしまった。しかし、障害者の母・光子の介護をしている直樹と結婚したいという夢がある。直樹との密会は、母に暴言を吐かれないための美咲の休息である。もうひとつは、幼なじみの香織が営む養蜂場。香織が丹精込めて作る蜂蜜は、甘くてまろやかで、心を癒してくれる。しかし、美咲は直樹に裏切られる。そして、香織の突然の死。これらの出来事が、美咲の心を破裂寸前まで追い詰める。
(出典:JFDBあらすじ編集版)