石の物語 (2018)

リンの恋人バオの死後、台北に向かったリンは、同じく台北にやってきたジョシュとレッドハウスのバー「ストーン」で新しいウェイターとして出会う。二人の間には、徐々に新しい関係が生まれていく。しかし、その関係は洋服店のオーナーであるショーンや友人のリャンを巻き込み、レッドハウスで複雑化していく。ジョシュが入院している間に火災が発生し、レッドハウスはほぼ全焼してしまう。突然いなくなった恋人のジョシュを探すリンは、ジョシュの浮気の噂を知ることになる。中国の四大古典文学のひとつである曹雪芹の18世紀の小説『紅楼夢』を、台北のLGBTを象徴する場所「レッドハウス」を舞台に現代風にアレンジしたスター・ウーの初監督作品。台北のゲイライフを自然体で描きながら、絶望と希望を探る。[台湾映画祭