建築家・伊丹潤の芸術的世界はよく知られているが、日韓のユ・ドンリョンとしての人生はあまり知られていない。伊丹潤の驚異的な建築の根源は何なのか。伊丹潤の海』には、その答えが隠されている。この映画は、伊丹潤をよく知る様々な人へのインタビューを通して、伊丹潤の生涯を見つめる。しかし、彼の人生を根本的にひとつの物語にすることはない。監督のチョン・ダウンは、映画を専攻した後、英国で建築を学んだ。彼女は『伊丹潤の海』において、空間を通して物語を語る「イメージ・テリング」に着目している。建築空間を冷静に見つめることで、観客を映像の中に誘い込む。そして、韓国と日本を行き来して激しい葛藤に耐えなければならなかった韓国人移民と対面する。それはまるで、激しい緊張の中で独自の世界を産み出した芸術家であり闘士である彼の肖像画を見ているようである。(出典: ハンシネマ)
あらすじ
伊丹潤の海 (2019) 予告編 / 予告動画
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