2001年3月10日、妻子をベトナムに残し、出稼ぎ漁師として台湾に渡った25歳のレー・ヴァン・タインさんの人生を追った。台湾の沿岸漁船で働く間、彼は台湾人の船長と機関士から常に差別と虐待を受けていた。ある日、船長から身体的な攻撃を受けたレーは、報復のために逃げ出し、非正規の出稼ぎ労働者として新しい人生を歩み始める。そして、台湾人パートナーとの間に第二の家庭を築く。台湾人パートナーとの間に生まれた息子が、正式な書類を持たずに生まれ、18歳になったとき、社会で正当な居場所を見つけるために奮闘するというドラマが展開される。内政部の統計によると、台湾では正式な書類や身分証明書を持たずに生まれた子供が7000人以上いるという。