ザ・リバー (1997)

都会に暮らす、決して平凡ではない機能不全家族を、ドラマチックに力強く描く。台湾で20代前半の青年シャオカンは両親とアパートをシェアしているが、3人で話すことはほとんどない。シャオカンは激しい首の痛みに悩まされている。父親は、寝室から水が漏れてマンションが水浸しになり、雨は止まない。シャオカンの母親は、息子への性的憧憬に駆られ、時には近親相姦のようなことを言い出す。シャオカンの首のために、彼らはほぼすべての治療を試みる。西洋医学、カイロプラクティック、鍼灸、漢方医、そして信仰療法士の劉師。一家の無言の力関係とシャオカンの首の痛みは関係しているのか？そして、淡水河に浮かぶ死体は何なのか。