箸のリズム

1970年代初頭、成績が学校トップの高校生ジソクは、ママ・ヨンチュンと二人暮らし。ママは小さな昔ながらのバー「ヨンチュンオク」を経営している。女手ひとつでジソクを育てるために、ヨンチュンは酒を売り、歌を歌う。そんな彼女の生活は、いつも辛く厳しい。ジソクは、母親が表面的な存在だと感じているため、母親が好きではない。母親と貧しさから逃れるため、ジソクは勉強に打ち込み、成功することを目指す。
ヨンチュンオク」の顧客であるペク社長は、町一番の金持ちであり、娘しかいないことで有名だ。ある日、彼は息子がいない自分の境遇を嘆く。そして、自分に好意を寄せるヨンチュンに、ある提案をする。そんな中、ヨンチュンの元に怪しい人物が現れ、「ヨンチュンオク」内は騒然となる…。