仙台のアパートに引っ越してきた小柄な大学1年生の椎名が出会ったのは、長身で風変わりな隣人、川崎だった。しかし、ボブ・ディランが好きなことですぐに意気投合する。やがて、川崎は椎名を、隣人のブータン王国からの留学生のために広辞苑を盗み出すという奇妙なミッションに誘う。余談だが、川崎は椎名に、ペットショップの店主・玲子には絶対に近づくなと警告している。
翌日、川崎は元ペットショップ店員の琴美と付き合っていたが、辞書を盗んだ相手と同じブータン人に振られたことを告白する。しかし、この時点で椎名は、新しい友人の奇妙な人生に夢中になり、この冒険を最後まで見届けられなくなる。
(出典:日本シネマ)
~~ 伊坂幸太郎の小説「アヒルと鴨のコインロッカー」を映画化したものです。