日本のいちばん長い日

1945年7月、第二次世界大戦末期、日本はポツダム宣言の受諾を迫られる。昼夜を問わず閣議が続けられたが、決定には至らない。アメリカは日本の広島市と長崎市に原爆を投下する。穴見是近将軍は適切な判断を下すことに悩み、天皇陛下は国民のことを心配される。内閣総理大臣の鈴木貫太郎は閣議を主導し、官房長官の迫水久常は何も出来ずに閣議を見守る。その頃、日本の降伏に反対する畑中健二少佐ら青年将校が、皇居とラジオ放送局の占拠に動き出す。ラジオ放送局では、終戦の詔勅を読み上げる天皇陛下の放送がセットされていた。