障害者の世話をしているソンヒは、ヒョンモクの家を訪ねる。ヒョンモクの母親は意識不明のまま動くことができない重度障害者だった。ソンヒとヒョンモクは少しずつ知り合っていく。しかし、この単純な筋書きの中に、『教育』では説明できない魅力的な感動が詰まっているのです。それがこの映画を面白くしている。登場人物が吐き出す小言や、ちょっとした動きの反響がすごいんです。ソンヒとヒョンモクの神経戦の序盤、神経戦のおかげで築かれる友情というか愛情、二人の気だるく地味で悲しい一日のピクニック、そして雷のようにやってくる面白くて愛情深いラストシークエンス。
(出典:BIFF)