凶悪

死刑囚の須藤は、雑誌記者の藤井に手紙を送る。その手紙には、「先生」と呼ばれる木村という男が、保険金目当てに数々の殺人を犯していると書かれていた。須藤の情報をもとに取材を進めるうちに、藤井はその手紙の内容が正しいことを確信する。しかし、事件からかなりの時間が経過しており、須藤の証言も明確ではない。元ヤクザの須藤と藤の執念により、警察は動き出す。~~~ 原作は、新潮45編集部によるノンフィクション小説「侠客ある身の上」（2009年10月28日発行、新潮社刊）です。