光州民主化運動で少女を殺した空挺部隊の隊員が自責の念から焼身自殺する映画「荒野」と、一般兵として参加した後に拷問を受け彷徨う男の物語「カント氏の提示」をまとめた作品です。
“カントさんのプレゼン”
1980年5月、光州で文民軍に参加した彼は、戒厳令下の軍隊で妹を失う。
後遺症で放浪者となった青年カントは、正義神父財団が朴鐘哲拷問操作事件の真相を発表した日、警察に引きずられ、自分の正体を明かすことを強要される…。
“荒れ地”
1980年5月、光州の記憶が深く刻まれた脱走兵キム・ウイキは、自分の意志で行動できない弱さに苦悩しながら半年間逃げまわっていた。放浪の末、彼は群山の拠点都市「シルバータウン」にあるバー「25時間」で働く。そこは、米軍に対抗する無数の人間軍団が日々暮らしている場所だった。
(出典: ハンシネマ)