同じ大学に通うジヘとスギョンは、同じ演劇サークルに所属するサンミンに恋心を抱いている。2人のうち、より活発で積極的なスギョンは、ジヘにサンミンへのラブレターを書くように頼む。ジヘはサンミンへの想いを、友人の名前を使って紙に書き綴るが、悲しいことに、サンミンはその手紙に感動する。その手紙に惹かれたサンミンはスギョンに惹かれ、ジヘは罪悪感から彼を避けようとする。しかし、偶然か運命か、彼女は彼に出くわしてしまう。
ジヘは幼い頃、父親が突然亡くなり、母親と二人で暮らしてきた。母は海外旅行中で、その寂しさを紛らわすために屋根裏を掃除し始める。そこには、数十年前の初恋の思い出の品が入っていた。
1968年の夏、ジュンハは夏休みを利用して田舎の叔父の家を訪れていた。そこでジュヒと出会い、一目で恋に落ちる。ある日、美しいジュヒはジュンハに、村にあるお化け屋敷までエスコートしてほしいと密かに頼む。ジュンハは嬉しさのあまり、約束の場所で彼女を出迎える。しかし、予期せぬ嵐に遭い、二人は船を失い、やっとの思いで夜遅くに家に戻る。この出来事でジュヒは大問題になり、ソウルに戻されることになる。ジュンハはジュヒに別れを告げられず、憂鬱な夏休みを過ごすことになる。夏休みが終わり、ジュンハもソウルに戻る。学校では、クラスメートのテスから、ある女の子に送るラブレターを書くように言われる。それは、ジュンハの憧れの女性、ジュヒだった。自分の夏の恋物語を告白できないジュンハは、しぶしぶ友人の頼みを聞くことにする。